幼児教育の目的は、人としての生きる能力を長期的な目線で育てていくことにあります。
と大げさに構える必要はありません。
ことで十分に磨かれていくものだと思っています。
この記事では、共働き家庭ができる幼児教育を紹介します。
普段の遊び&生活から意識しておくことで、子供の生涯に渡って役立つ能力を身につける、その手助けができるようになりますよ。
目次
共働き家庭ができる幼児教育は?
子供が伸ばすべき2つの能力
子供の伸ばすべき能力は、大きく分けて2つ。
認知能力と非認知能力です。
認知能力は、「記憶力」「計算力」「語学力」などテストで結果ができる能力。
非認知能力は、「人と上手く関わる力」「感情コントロール」「目標に向かってがんばる力」など、テストでは正確に測りきれない能力となります。
- 認知能力
記憶力・計算力・言語能力など - 非認知能力
自尊心・忍耐強さ・協調性など
幼児教育の肝は非認知能力の向上
幼児教育で獲得すべきは、非認知能力となります。
非認知能力が向上すると、総じて認知能力も高まると言われています。
自ら積極的に学ぶ意欲、根気強く勉強を続ける姿勢があれば、
だからですね。
非認知能力は、雪だるま式に大きくなっていくという研究結果があります。
幼児期に非認知能力の基礎形成ができていれば、その後も子供の人生は明るいであろうと予測できます。
非認知能力は学力を伸ばす上で重要であるばかりか、社会に出てからの成功にも必要となる力だからです。
伸ばしたい非認知能力一覧
幼児教育で伸ばしてあげたい、主な非認知能力一覧はこちら。
- 目標達成に向かってがんばる力
- 必要に応じて我慢する自己抑制力
- 自分から物事に取り組む積極性
- 自ら課題を見つけ出せる発見力
- 友達と良好な人間関係を構築
- 相手の気持ちになって思いやる心
- 失敗しても諦めないタフな精神力
- 自分自身を愛せる自己肯定感
非認知能力を育てるには?
非認知能力は、子ども自身が考えて行う遊び・意欲から育まれます。
親や先生にやらされたとしても、なかなか育ちにくいんですね。
幼児期の遊びを通して、
といった子供自身がやりたいと思ったことを、実際に自分で体験することで非認知能力が育ちます。
と言えますね。
家庭でできる幼児教育の基本は?
この1点を意識するようにしましょう。
危険なことは事前に制止し、それ以外はまず思うがままにやらせてみましょう。
上手くいかずに子供が怒ったり泣いたりしたら、基本的な考え方や物事が上達するためのコツ・ヒントを教えて、再チャレンジするよう仕向けて下さい。
といいでしょう。
- 子供が興味を持ったことに自分の力でチャレンジ!
- 失敗したら、考え方やヒントを教えて再チャレンジをうながす
- 成功したら、大げさにほめて達成感をあじあわせる
振り返れば親が見守っていて、いざとなればいつでも助けてくれるという安心感を与えることも大切かなと思います。
幼児教育のNG例は?
コミュニケーション能力がなかったり、自己肯定感が低いまま大人になると、本人が困るのは目に見えていますよね。
幼児教育で注意しなければいけないのは、親の姿勢・関わり方です。
親がやりがちなNG例は、以下の通り。
- 他の子(兄弟・友達)と比較する
- すぐに手助けしてしまう
- ダメなことを注意しない
- 毎回言っていることが違う
- ダメ出しばかりする(ほめない)
- 自分のことは棚にあげて指摘する
- 感情的に怒ってしまう
- 子供を否定する発言をする
- TVやスマホばかり見せる
- 休日はいつも家でゴロゴロ
幼児教育は様々な体験が重要
と思ってしまいがちですよね。
でも、シンプルに考えると、
ということを心がければOKです。
保育所や幼稚園では友達や先生といった他者との関わり方を学ばせ、家庭では自己肯定感や新しい体験をさせてみることに注力しましょう。
そうすれば、自然と非認知能力が育つことに繋がります。
といったこと心がけてみて下さい。
幼児期に体験しておきたいこと
幼児期に体験しておきたいことの一覧です。
人として生きていく上で体験するであろうことは、一通り体験させられるようにしたいですね。
- 笑う・悲しむといった感情体験
- 自分を表現して認められる体験
- 友達と一緒に何かを楽しむ体験
- 新しい物事に出会う体験
- 感動を分かち合う体験
- 目的を成し遂げようとする体験
- つまずき・葛藤など失敗体験
- 自分で出来るようになった体験
- 自己主張をする体験
- 物事に折り合いをつける体験
- 愛されていると感じる体験
- 必要とされていると感じる体験
我が家の幼児教育の例
我が家が幼児教育にいいと思って実行している事例一覧です。
本当に正解なのかは、子供が大きくなってからしかわかりません。
でも、保育所の先生には「問題なし!」とお墨付きをいただいたので、大きくずれていることはないと思っています。
- 悪口・悪態・いやがる行動をする
→毎回かならず指摘しストップ
→自分がやられたらどう思うか、親子でシミュレーションする
→相手の気持ちを察する体験 - オセロやカードゲームで負け号泣
→ルール・コツを丁寧にわかりやすく教える
→論理的思考アップ
→保育所でオセロ無双に(笑) - ボールが上手くとれず激怒
→何でも最初から完璧に出来る人はいないと繰り返し教える
→子供がいままで出来るようになったことを再確認
→ボールのとり方のコツを教える
→出来たらおおげさに褒める
→失敗&目標達成の体験 - 何かと友達と比較したがる
→人は人、自分は自分だと教える
→親も子供と他の子を比較しない
→自己肯定感アップ - あやとりが急激に上達!
→大げさに褒める
→どうやってなったのか聞く
→達成感&成功過程を再確認
→問題解決能力アップ - 従兄弟とおもちゃの取り合い!
→自分のものなら貸してあげる、相手のものなら貸してもらうようサポート
→物事に折り合いをつける体験 - 就寝前や不安そうな時
→しっかり抱きしめる
→「大好きだよ」「大丈夫だよ」と言葉でも伝える
→愛され体験&自己肯定感アップ
※「○○出来るから好き」といった条件つきはNG - 家事のおてつだい
→料理・掃除・洗濯・ゴミ捨て・食器片付けなど
→手伝ってもらうよう頼る
→手伝ってくれたことに感謝する
→必要とされている体験
→徐々に習慣化できるとなお○ - 休日は親子で外遊び
→キャッチボール・虫取り・水遊び・買物体験など
→新しいこと・楽しいことの発見
→失敗を乗り越え上達する喜び - 家族旅行で未知の体験
→年一回は家族旅行に行く
→自然・海・動物園・水族館など
→新体験&感動を共感し合う
共働き家庭ができる幼児教育│まとめ
この記事では、共働き家庭ができる幼児教育を紹介しました。
普段の遊び&生活から意識しておくことで、子供の生涯に渡って役立つ能力を身につける手助けをしてあげたいですね。
と覚えておいてくださいね。
記事の振り返りは、以下のリンクからどうぞ。