家計・資産形成

SBI証券のNISA口座で米国ETF・VTIを自動買付する方法

NISAで資産運用をはじめてみようと思っても、最初はわからないことが目白押しですよね。

不明点が多すぎると途中で投げ出してしまいがちですが、せっかく国が用意してくれた有利な投資方法を使わないのはもったいない限り。

忙しい共働き家族がNISAの恩恵を受ける方法は、SBI証券でNISA口座を作って米国ETFを自動買付がおすすめです。

初期設定さえ終えてしまえばほとんどやることはありませんので、後はNISAのことは忘れて普段の生活を送ればOK。

毎日チャートや相場情報に右往左往することなく、長期投資&分散投資が行えますよ。

この記事では、SBI証券のNISA口座で米国ETF・VTIを自動買い付けする設定方法を紹介します。

口座開設前の場合は、SBI証券のホームページ上で手続きを行えます。

SBI証券[旧イー・トレード証券]
NISAってなに?
ETF? VTI??

というあなたは、こちらの記事にどうぞ。

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NISAの米国ETF買付が有利な理由

NISAの米国ETF買付が有利な理由

証券会社で米国ETFを購入する際、買付手数料が発生します。

2019年7月22日段階で、SBI証券の米国ETF買付手数料は以下の通りです。

米国ETF買付手数料
  • 1注文あたりの約定代金×0.45%(税別)
  • 最低手数料:5米ドル→0米ドル
  • 上限手数料:20米ドル(税別)

一般枠で米国ETFを買う場合、一回の注文である程度まとまった金額にならないと、買付手数料の割合が高くなってしまうわけですね。

最低取引手数料が0ドルになりました。

NISA枠で米国ETFを購入すると、この買付手数料がかかりません。

ですので、

タイガ
タイガ
VTIを毎週1口ずつ購入!

といった買付けが可能です。

長期投資&分散投資を行うにあたって大きなメリットと言えるでしょう。

また、NISAは対象期間中の売却益や配当金にかかる税金が非課税になります。

まずはNISA枠を使って分散投資をしていくのがおすすめです。

NISAの年間枠以上にVTIを買いたい場合は、一般枠でスポット購入するといいでしょう。

SBI証券で米国ETFを自動買付する設定方法

SBI証券で米国ETFを自動買付する設定方法

SBI証券で米国ETF・VTIを自動買い付けする際の設定方法です。

VTI以外でも設定可能ですので、違うETFを買いたい場合は、4番の銘柄選択のティッカー(日本株の証券コードみたいなもの)を変えてください。

NISA枠で自動買い付けする方法
  1. SBI証券の口座にログインします。
  2. 青いメニューから外国株式海外ETFをクリックします。
  3. 赤い背景の「外国株式取引サイトへ」をクリックします。
  4. 銘柄orティッカーに「VTI」と入力して検索。
  5. バンガード トータルストックマーケットETFの右側にある定期(黄緑色背景)をクリック。
  6. 新規・追加入力画面で各種設定をします。最後に取引パスワードを入力して、設定確認画面へをクリック。
  7. 内容を確認したら、「設定」をクリック。
  8. 証券口座内の残高から引き落とされるので、少なくともNISA1年分ぐらいのお金(120万)をSBI証券口座に移動させればOK。
  9. 年末にNISA枠の余りがないかの確認と、2年目はじめに株数の調整が必要。

1.SBI証券にログイン

1.SBI証券にログイン

ユーザーネームとパスワードを入力してログインします。

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2.外国株式海外ETFをクリック

2.外国株式海外ETFをクリック

ページ上部にある青色背景のメニューの中で、左から3つ目にある「外国株式・海外ETF」をクリックします。

3.外国株式取引サイトへをクリック

3.外国株式取引サイトへをクリック

外国株式ページの真ん中「外国株式取引サイトへ(赤色背景)」をクリック。

4.銘柄orティッカーで検索

4.銘柄orティッカーで検索

外貨建商品取引サイトに移動したら、銘柄orティッカーの横にある検索窓に「VTI」と入力して検索を押します。

5.VTIの右側にある定期をクリック

5.VTIの右側にある定期をクリック

VTI=バンガードトータルストックマーケットETFの右側にある定期(黄緑色背景)をクリックします。

6.新規・追加入力画面で各種設定

6.新規・追加入力画面で各種設定
自動買い付け設定画面
  1. 【最低単位確認】
    円建てで設定しますので、この画像では18057円を見ます。
  2. 【預かり区分】
    NISA預かりを選びます。
  3. 【買付日選択】
    任意ですので何でもOK。私は週半ばの毎週水曜日にしています。
  4. 【買い付け方法・株数等の設定】
    ETFは1株単位なので株数指定、決済方法は円貨決済にします。
    株数は買付日選択の設定次第で調整します。買付け金額の出し方は参考に記載。
  5. 【ボーナス月コース】
    設定しないでOK。
  6. 【NISA枠ぎりぎり注文】
    実行するを選択。可能な限りNISA枠を使いきったほうがいいです。
  7. 【課税シフト注文】
    実行しないを選択。一般枠で買う場合はもう少しまとめて買わないと買付手数料が割高になります。
  8. 【確認画面へ】
    取引パスワードを入れて、設定確認画面へをクリック。
  • NISA口座の開設が8月下旬に終わったので、2018/8/29に設定をしました。
  • 買付日を毎週水曜日1回にしたので、この段階で2018年の引き落とし回数は残り17回(カレンダーで数えました)。
  • NISAの年間枠が120万円ですので、1200000÷17=70588円が1回の買付目安になります。
  • 4口で概算シュミレートを出すと、概算約定金額が72228円になりましたので設定株数は4にしました。
    ※EFTの評価額や為替レートにより変動有り。
  • 2019年になったら、52週分=23076円になるよう調整する予定です。
  • 1口で買うと年間枠が余るので、2口にして早めに使い切るか、1口にして年末まとめ買いで調整かのどちらかを想定しています。
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7.ETF自動積立の設定を確認

7.ETF自動積立の設定を確認

自動設定の内容に間違いないか確認したら、設定をクリックして完了です。

8.ETF自動積立設定の動作確認

証券口座内の残高から引き落とされるので、SBI証券に少なくともNISAの1年分資金・120万円は移動させておきましょう。

銀行引き落とししたい場合は、SBI証券のこちらのページから申し込めます。

自動設定ができているかの確認は、最初の自動積立設定日の翌日に行うといいですね。

一回目が問題なければ、後は基本的にほったらかしでOKです。

9.ETF自動積立設定の調整

NISA枠120万をできるだけギリギリまで使いたいので、年始と年末は設定の調整が必要です。

ETF自動積立の調整
  1. 年末:NISA枠の余りが出ていないかチェックします。VTIを買うには足りなくてもVYMなら買える場合もあります。枠ギリギリになるようにしましょう。
  2. 2年目の年始:1年目ははじめた時期によって株数が違いますので、12ヶ月を通した株数に設定しなおす必要があります。

SBI証券のNISA口座で米国ETF・VTIを自動買付する方法│まとめ

資産形成成功図

この記事では、SBI証券のNISA口座預かりで米国ETF・VTIを自動積立する設定方法を紹介しました。

チャートを見ながら押し目買いできるのが理想的ですが、株価の流れを完全に読み切るのは相場のプロでもなかなか上手くいきません。

忙しい共働き家族にとって、定期的に自動で積み立ててくれるこの手法は、長期投資&分散投資による資産形成に効果的。

証券口座開設と自動積立の設定はちょっと面倒ですが、あなたの将来の資産形成のためにぜひ検討してみてくださいね。

SBI証券の口座開設はこちらからどうぞ。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

なお、株価が思ったようにあがらずに損がでる可能性も当然ありますので、投資にかかる最終的なご判断はご自身の責任で行っていただくようお願いいたします。

少しでもお役に立てば幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました。

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