家計・資産形成

生活防衛資金とは? いざという時に家族の生活を守る大事なお金!

この記事では、いざという時に家族の生活を守る『生活防衛資金』について紹介します。

生活防衛資金ってなに??

という人でも簡単なお話ですので、安心してご覧ください。

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生活防衛資金とは?

『生活防衛資金』という言葉をご存知ですか?

生活防衛資金とは、文字通り家族の生活を防衛するためのお金です。会社の倒産・リストラや病気・・・いまの収入が突然なくなってしまう可能性は誰にでもあります。

その時、家族が生活していくために必要な資金が生活防衛資金です。目安はそれぞれの家庭によって異なります。生活費の6か月~2年が目安となります。

共働き家族の場合は、パパとママの収入源が2つなので、全ての収入が途絶える可能性は低め。それでも一定額の生活防衛資金があると、精神的にすごく安心感がありますよ。

生活費の概算を出す

生活防衛資金の目標金額を設定する前に、まず毎月の生活費を算出しましょう。

月によって多少の変動があるので、3-6ヶ月分の概算を出し、平均値を採用します。家計簿をつけている人は、すぐ計算できますね。

この段階で、支出総額が収入総額を上回っている場合、まず生活費の見直す必要があります。

Aさん一家の例

  1. パパの手取り収入:30万円
  2. ママの手取り収入:20万円
  3. 毎月の生活費(良い例):40万円
  4. 毎月の生活費(悪い例):60万円

収入総額50万円(30万+20万)-毎月の生活費総額(40万)=+10万円

収入総額50万円(30万+20万)-毎月の生活費総額(60万)=-10万円

生活費の見直し=固定費の削減が重要

支出が収入を上回っている場合、生活費の見直しが必要です。収入が支出を上回っている場合も、減らせるものは減らした方が好ましいです。生活費を下げれば、生活防衛資金の総額が減らせるからです。

生活費の見直しは、節約だけでは達成できません。スーパーをハシゴして安い食材を買ったり、電気をこまめに消すだけでは、生活費が大きく下がらないからです。

まずは『固定費で減らせるものがないか?』を検討してみましょう。

一番大きい割合を占める固定費は、住宅費ですね。他にもこんな固定費があります。

  • 自動車・・・都心在住で電車通勤なら不要。必要ならタクシー。
  • 保 険・・・総支払額は家の次に高い。可能な限り絞って○
  • 通信費・・・格安sim検討。月7000円→月2000円のケースも。
  • 教育費・・・子供が興味をもつ習い事に絞る。1-2つ程度。
  • 遊興費・・・外食が多い人は有効。スマホゲームの課金も×

生活防衛資金の目標金額の設定方法

月の生活費が30万円だったとします。生活防衛資金は最大2年間で考えます。

共働き家族は、二人揃って収入が途絶える可能性は低いため、2か3がいいのでしょう。石橋を叩いて渡りたい我が家は、3番:1.5年=540万円を選択してます。

  1. 6か月:30万×6ヶ月=180万円
  2. 1年間:30万×12ヶ月=360万円
  3. 1.5年:30万×18ヶ月=540万円
  4. 2年間:30万×24ヶ月=720万円

生活防衛資金の保管場所

生活防衛資金は現金(キャッシュ)で持っていたほうが安心です。つまり、銀行にあずけておくだけです。為替変動はあるものの、米ドル建ての外貨MMFにしておくのも1つの手だと思います。

生活防衛資金を現金で確保したら、余ったお金は投資に回して資産形成したいですね。

生活防衛資金とは? いざという時に家族の生活を守る大事なお金!│まとめ

いかがでしたか?

この記事では、いざという時に家族の生活を守る『生活防衛資金』について紹介しました。

  1. 生活防衛資金とは?
  2. 生活費の概算を出す
  3. 生活費の見直し=固定費の削減が重要
  4. 生活防衛資金の目標金額の設定方法
  5. 生活防衛資金の保管場所

生活防衛資金があれば、安心した毎日が過ごせますよ。あなたのご家庭にはどのぐらいの生活防衛資金が必要か、この機会にぜひ考えてみてくださいね。