年中行事

兵庫の厄除け・厄払いなら門戸厄神。お参り方法、混雑時期、料金は?

兵庫県・大阪府の厄払い・厄除けでご利益があると有名なのが、兵庫県西宮市にある門戸厄神東光寺です。

この記事では、日本三大厄神の1つ・兵庫県西宮市にある門戸厄神東光寺の紹介と特別祈祷を受けてきたときのお話をまとめます。

目次をみて気になる情報があれば、ぜひ読んでみてくださいね。

門戸厄神のお守り/お札/祈念品の料金・値段とご利益は?受付時間もチェック!日本三大厄神の1つ・兵庫県西宮市にある門戸厄神東光寺のお守り・お札・祈念品の料金と主なご利益をまとめていきます。値段の目安にどうぞ。...
そもそも厄年って何?

という方はこちらの記事にどうぞ。

厄年の由来とは?厄払い・厄除けは必要?男性・女性別の厄年早見表も厄年に関する情報や疑問をピックアップして紹介。厄年の由来・年齢・厄年早見表といった基本情報から、前厄・本厄・後厄の違い、厄払い・厄除けの必要性やご祈祷してもらう時期、大厄にやらないことがいいこと、やったほうがいことなどわかりやすく解説。...

兵庫の厄除け・厄払いなら門戸厄神・東光寺

引用:門戸厄神東光寺

門戸厄神東光寺の紹介

門戸厄神東光寺は、日本三大厄神の1つとして知られている、兵庫県西宮市にある高野山真言宗のお寺です。

あらゆる厄災を打ち払うとされる厄神明王が、日本唯一の現存してまつられている厄払いで有名なお寺。

「門戸の厄神さん」という通称で親しまれており、兵庫県だけでなく、大阪など関西一円からたくさんの参拝者が厄払いに来られます。

厄払い・厄除けだけでなく、交通安全祈願や人形供養も行われています。

日本三大厄神とは?

  1. 門戸厄神東光寺(兵庫県西宮市)
  2. 石清水八幡宮(京都府八幡市)
  3. 天野明神(和歌山県伊都郡)

門戸厄神東光寺の縁起

嵯峨天皇が41才の厄年の時、愛染明王と不動明王が一体となり、あらゆる厄災を打ち払い、魔を退治する力を夢の中で感じました。

嵯峨天皇が弘法大師にこの夢を知らせると、弘法大師は愛染明王と不動明王が一体の明王像を白檀木で三体きざみました。

その内の一体が、門戸厄神東光寺に伝わる厄神明王です。

戦国時代になって兵火により東光寺のお堂が焼失しますが、焼け跡の中で厄神明王が厳然としている姿で発見されたことから、厄神明王の御神力に感服した信者が日増しにふえて今にいたります。

現在も厄神明王の御威徳をしたって、多くの人々が門戸厄神を訪れています。

門戸厄神東光寺のデータ

門戸厄神東光寺のデータ
  • 山号:松泰山 (しょうたいざん)
  • 寺号:東光寺 (とうこうじ)
  • 愛称:門戸厄神 (もんどやくじん)
  • 宗派:高野山真言宗
  • 寺格:別格本山
  • 開基:嵯峨天皇・弘法大師空海
  • 創建:天長六年 (829年)
  • 本尊:薬師瑠璃光如来
  • 住所:兵庫県西宮市門戸西町2-26
  • TEL: 079-851-0268
  • 西国薬師霊場第二十番札所
  • 西国愛染十七霊場第ニ番札所
  • 摂津国八十八箇所第七十六番札所

門戸厄神東光寺の年中行事

  • 1月1日:新年祈祷会
  • 1月18・19日:厄除大祭
  • 2月3日:星祭(節分)
  • 4月13日:十三詣
  • 4月19日:春季厄除祭
  • 8月19日:夏季厄除祭
  • 10月19日:秋季厄除祭
  • 11月15日:七五三詣
  • 11月19日:人形供養
  • 12月19日:納厄神(おさめやくじん)
  • 毎月19日:厄除け例祭

門戸厄神東光寺の諸堂・伽藍

引用:門戸厄神東光寺境内案内

  • 表門:42段の男厄坂
  • 中楼門:33段の女厄坂
  • 厄神堂:秘仏・厄神明王像(開運諸願成就)
  • 薬師堂:ご本尊・薬師瑠璃光如来(病気平癒)
  • 大黒堂・愛染堂:大黒天(商売繁盛)・愛染明王(縁結び)
  • 大師堂 :真言宗の宗祖弘法大師空海様をお祀り
  • 不動堂(護摩堂):不動明王(厄除開運・商売繁盛)
  • 延命魂:高野山奥の院参道にあった霊木の杉根(延命・病気平癒)
  • 法輪杉:高野山奥之院で800年延命した大杉の年輪
  • 金箔宝珠:奉納金箔
  • 慶寿石:8000万年地中にあり、樹木から変化した石
  • 祈願かえる:金運・恋愛・家庭円満・子宝成就など
  • 四国八十八ヶ所:四国各札の各本尊をお祀り。手軽に八十八ケ所巡り
  • 智照院観音堂(別院):聖観音(衆生救済)
  • 地蔵堂:(衆生救済)
  • 稲荷社
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門戸厄神東光寺のアクセス

電車でのアクセス

阪急宝塚線「門戸厄神」駅から徒歩約10分。

門戸厄神駅は、阪急神戸線「西宮北口」駅から一駅で、大阪方面・神戸方面ともにアクセスは良好。

ただし、門戸厄神周辺は道が入り組んでいて迷いやすく、急坂が多いので体力もかなり消耗します。

西宮北口からタクシーで10分ぐらいですので、方向感覚・体力に自信のない方はタクシーを使う選択肢もありだと思います。

東光寺の周辺でタクシー乗り場はなかったので、帰りは門戸厄神駅まで歩く必要があります。

車でのアクセス

無料駐車場もありますが、場所は非常にわかりづらいです。

以下が、門戸厄神東光寺のホームページにある説明なのですが、

国道43号線または国道2号線から国道171号線に入り、門戸陸橋を渡らず西詰を300m北上、駐車場あり(無料、普通車60台、バスも可)。国道171号線西行きは、門戸陸橋西詰では右折できませんので、門戸陸橋手前で側道に入ってください。

引用:門戸厄神東光寺 交通案内

タイガ
タイガ
?????

となりますね(笑)

カーナビでもうまくたどりつけないことが多いらしいので、車でいかれる場合はご注意ください。

また、1月17日・18日・19日は、厄除大祭で周辺道路が広範囲に交通規制されます。

厄除け大祭期間中は、寺院の無料駐車場も全面的に使用できません。

厄除大祭に参加するのであれば、電車など公共交通機関でいきましょう。

門戸厄神の厄払い・厄除けの時期はいつからいつまで?

一般的には、年始から節分までに厄除け・厄払いを行います。

門戸厄神でも年始から節分までが推奨されていますので、可能な限り日程を調整して節分までにいくようにした方がいいですね。

門戸厄神では年間を通じて厄払いのご祈祷が行われていますので、節分をすぎてからでもご祈祷はしていただけます。

門戸厄神の厄払い・厄除けが混雑している日はある?

毎年1月18日・19日「厄除け大祭」が行われます。

厄除大祭の日は、大護摩道場・法弓・法剣・法斧・願文といったイベントや門戸厄神駅からズラッと露店が並んだりで、お祭り気分を楽しみたい人にはオススメ。

毎年大勢の人が訪れてごったがえしますので、本堂での特別祈祷を確実に受けたい場合は、避けた方がいいかもしれません。

長いときで2-3時間の待ち時間がかかります。

また、一般的なご祈祷期間である「年始から節分までの土日」も混雑が予想されます。

私が行った時は1月下旬でしたが、平日なのでそこまでの大混雑ではありませんでした。それでも特別祈祷は50人~60人が本堂に入っていたので、土日はかなり混雑すると考えておいたほうがいいでしょう。

門戸厄神東光寺の厄払い・厄除けの服装はどうする?

大多数の人が私服で厄除け・厄払いに来ていましたので、あまり派手な格好やボロボロのジーンズなどでなければ大丈夫です。

中にはしっかりスーツをきてきている方もいましたよ。

門戸厄神の厄払い・厄除けのご祈祷の受け方

門戸厄神のお参りの仕方

門戸厄神のお参りの仕方

42段の男厄坂、33段の女厄坂があります。

男性なら男厄坂、女性なら女厄坂を、1段1段登りましょう。

手水舎(ちょうずや)で手を洗い、口をすすいで身を清めた後は、自由に行動してください。

  1. 男厄坂・女厄坂を一段ずつ登ります:厄落としの意。
  2. 手水舎で手を洗って口をすすぎ、身を清めます。
  3. お線香(1本10円)をたてます。
  4. 厄神堂や薬師堂をお参りします(稲荷社以外は合掌)。
  5. お守り・お札を買います。
  6. 特別祈祷してもらいます(40分程度)。

手水舎(ちょうずや)での身の清め方

  1. 右手にひしゃくを持ちます。
  2. 左手を洗い流します。
  3. 左手にひしゃくを持ち替えて右手を洗い流します。
  4. 右手で水をためて口をすすぎます。
  5. 右手を洗います。
  6. すすいだ水を吐いたところに水をかけて流します。
  7. ひしゃくを元に戻します。

門戸厄神は合掌?2礼2拍手1礼?

稲荷社は神様ですので、2礼2拍手1礼です。そのほかは全て合掌になります。

門戸厄神の厄払い・厄除けの受付時間は?

厄除け祈願の受付は、毎朝9時から夕方4時まで。

寺務所で受付を行い、ご祈祷料は1万円(以上)となっています。

ご祈祷は1時間に1回のペースで、1回のご祈祷時間は40分程度です。

受付した50人~60人ぐらいが一度に本堂に入り、御住職による厄払いのご祈祷を受けます。

  1. 寺務所の横に備え付けの申込用紙に「住所・金額・氏名・願い事・生年月日・数え年の年齢・性別」を記入します。
  2. 寺務所で申込用紙とご祈祷料を渡して受付します。
  3. 指定された時間までに待合所に入ります。
  4. 本堂に通された人が一斉に厄払いをうけます。
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特別祈祷で申込用紙を書く時の注意点

注意点1:字はできるだけ丁寧に読みやすく

  • 申込用紙の字はできるだけ丁寧にハッキリと書きましょう。
  • 特に難しい漢字や読み方に迷う漢字のふりがなが重要だと感じました。
  • 読みにくい場合、ご祈祷時の読み上げで御住職がつまることがあります。結果的に自分がちょっと恥ずかしい思いをします(笑)

注意点2:願い事は何を書けばいいの?

願い事の種類は選択が難しいですが、実際によく読み上げられていた願い事をピックアップしました。

私は家内安全しか書かなかったのですが、次回の特別祈祷時は商売繁盛も追加する予定です。

  • 家内安全:家族に事故や病気がないこと。
  • 無病息災:病気をせず健康であること。
  • 病気平癒:病気が完治して回復すること。
  • 商売繁盛:商売がにぎわい栄えること。
  • 良縁成就:良縁に恵まれること(特定の相手がいない場合)

注意点3:願い事は何個でも書ける?

  • 厄除開運は全員必須なので申込用紙に書かれています。
  • 厄除開運は決まっていますので、+2つぐらいでちょうどよさそうです。
  • 2つまでと書いていますが、4~5個ぐらい書いている人もいました(笑)

門戸厄神の厄払い・厄除けのご祈祷は2種類

特別祈祷と普通祈祷の2種類があります。

どちらも1年間、本堂で僧侶が名前を読み上げてご祈祷していただけます。

特別祈祷と普通祈祷の違いは、参拝当日に本堂でご祈祷を受けるか受けないかです。

付き添いも同席可能とのこと。

  • 特別祈祷:当日のご祈祷あり
  • 普通祈祷:当日のご祈祷なし

門戸厄神の厄払い・厄除けのご祈祷料金は?

個人のご祈祷の他、法人・団体の祈願や交通安全祈願もあります。

特別とつくと、本堂でご祈祷していただけると考えておけばいいでしょう。

  • 特別祈祷(個人)…1万円
  • 普通祈祷(個人)…5千円
  • 特別祈祷(団体)…3万円
  • 特別交通安全祈願(1台)・・・1万円
  • 交通安全祈願(1台)・・・5千円

門戸厄神東光寺の収益想定:特別祈祷編

職業柄なのか、本堂でご祈祷を受けながら、

タイガ
タイガ
平日なのに60人はいるかなー?特別祈祷でいくらぐらいになるんだろ?

と妙な想像をしてしまいました(笑)

新年から節分までとして、全部で34日間。

2018年は平日が21日間、混雑日(土日祝と厄除大祭)が13日間とします。

  1. 特別祈祷(個人):1万円
  2. 祈祷回数:1日8回
    受付時間9時-16時(7時間)→17時の枠まであるとして1日8回
  3. 平日:1回50人-60人
  4. 混雑日:1回60人-70人(想定)
  5. 平日のご祈祷料(1日想定):50人×1万円×8回=400万円
  6. 平日のご祈祷料(期間想定):400万円×21日=8,400万円
  7. 混雑日のご祈祷料(1日想定):60人×1万円×8回=480万円
  8. 混雑日のご祈祷料(期間想定):480万円×13日=6,240万円
  9. 期間中の集計:8400万円+6240万円=14,640万円

寺社は非課税ですので・・・これだけでざっと1.5億円。

これに加えて、お賽銭・各種御札・一般祈祷までいれると・・・想像もつかない金額になりそうですね。

ただ、厄除け期間中以外に門戸厄神東光寺にお参りしたことはあるのですが、そのときはほとんど人はいませんでした。

年末年始から節分までの期間に、寺社を運営する資金を捻出されているのかもしれないですね。

門戸厄神の特別祈祷は何をする?かかる時間は?

本堂に入って御住職によるご祈祷を受けます。

1回目は住所・名前・祈願内容を読み上げてもらえます。

ご祈祷がしばらく続いた後、2回目は名前と祈願内容をもういちど読み上げてもらえます。

病気平癒については、「ことに」という枕詞がつけられていました。

祈祷時間は40分程度で、最後に御札・お守り・お供物をもらい、使い方が説明されます。

「厄払いしてそれで終わりではありません。我々も1年間毎日ご祈祷しますが、みなさんもお札を飾り、毎日厄神明王にお願いしてください」という御住職の言葉が印象的でした。

私も寝室の上の方にお札をはって、毎日欠かさずお願いするようにしています。

門戸厄神の特別祈祷でもらえるもの

お札・お守り・お供物の3点がもらえます。

  1. お札:家の高い場所に、表が南向きか東向きになる設置します。
  2. お守り:財布や手帳にいれて肌身離さず持ち歩きます。
  3. お供物:家族で食べます。

門戸厄神でもらった御札の使い方

御札を置いたら、毎日願掛けをします。

「南無厄神明王(なむやくじんみょうおう)」と名前を呼びかけた後、お願い事を厄神明王に伝えます。

願いが叶うように願いをこめて最後にもう一度「南無厄神明王(なむやくじんみょうおう)」ととなえます。

  1. 御札にむかって合掌し、心を落ち着けます。
  2. 南無厄神明王(なむやくじんみょうおう)と7回となえます。
  3. 願掛け×7回 (厄除開運・家内安全・商売繁盛など)となえます。
  4. 最後に南無厄神明王(なむやくじんみょうおう)×7回となえます。

さいごに

いかがでしたか?

この記事では、日本三大厄神の1つ・兵庫県西宮市にある門戸厄神東光寺の紹介と特別祈祷を受けてきたときのお話をまとめました。

今年は厄年だし、厄払い行こうかな?

と思ったら、ご利益があると有名な門戸厄神東光寺がおすすめですよ。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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