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グッピー飼育は初心者でも簡単!水槽の立ち上げ&稚魚の繁殖・育て方は?

はじめて熱帯魚を飼うなら、ヒラヒラと泳ぐ姿がかわいいグッピーは、候補のひとつにあがりますよね。

グッピーは水質や水温の変化にも比較的強く、ミリオンフィッシュと呼ばれる繁殖がしやすい魚です。

最初は熱帯魚ならではの特別な飼い方があるのかなと思っていたのですが、ヒーターを入れる以外はメダカと大差ないので、初心者でも簡単に飼えるのが嬉しいポイント。

この記事では、熱帯魚初心者にとっても飼育が簡単なグッピー水槽の立ち上げ&稚魚の繁殖・育て方を解説します。

メダカと同じで、最初の水槽の立ち上げさえ上手くいけば、子供の関心がなくなっても最後まで面倒みてあげることができますよ。

メダカを室内で簡単に飼う方法。水槽の立ち上げや餌の量など疑問解決はじめてメダカを飼うときに必要な飼育用品や室内水槽の立ち上げ方、めだか飼育でやってしまいがちなNG例を紹介。餌の量の目安や水換えの頻度・やり方を実際に飼っている体験談を元に解説します。...

グッピーの特徴と選んだ理由

グッピーの特徴

グッピーの特徴

グッピーの良いところ、悪いところをまとめていきます。

  • フワフワ泳ぐ姿が可愛い
  • 見ていて癒やされる
  • カラー&デザインが豊富
  • 比較的環境の変化に強い
  • 輸入グッピーは100円程度とお手頃
  • 初心者でも気軽に繁殖可能
  • 熱帯魚なのでヒーターが必要
  • 寿命が短め?(半年~2年)
  • 繁殖力が強くて増えすぎる

グッピーを選んだ理由

2年半ほど元気に泳いでいたメダカたちが全員★になってしまい、子供と相談して新しい生き物を飼うことになりました。

最初はもう一度メダカにしようかなと思っていたものの、どうやら違う生き物が飼いたい様子。

ということで、

  1. メダカの飼育用品が利用可能
  2. 小さくてキレイな魚
  3. 初心者にも育てやすい

の3点を満たす魚として、グッピーとネオンテトラをピックアップ。

メダカは卵を生んだものの孵化しなかったので、長男的には赤ちゃんが生まれてほしいとのこと。

ということで、最終的にミリオンフィッシュと呼ばれる繁殖力の強さを持つグッピーを飼うことにしました。

グッピーを選んだポイントは3つ。

グッピーを選んだ3つのポイント
  1. 【サイズが小さい】
    →メダカ水槽などアイテムを再利用。
  2. 【世話が簡単】
    →熱帯魚初心者にも飼いやすい。
  3. 【繁殖力が高い】
    →初心者でも簡単に繁殖!

グッピーの飼育用品一覧&予算は?

グッピーの飼育用品一覧&予算は?

グッピーを飼うのに必須な飼育用品

メダカ飼育に使っていた飼育用品を使いつつ、足りないものをペットショップの店員さんと相談して追加購入しました。

以下はグッピーの飼育に必要なアイテム一覧です。

経年劣化のため買い直したアイテムが緑色グッピー用に新規購入したアイテムが赤色となっています。

使い方や必要な理由は、実際の商品を紹介しながら、後ほど解説します。

グッピーの室内飼育に必要なグッズ
  1. グッピー:4匹(オス2匹・メス2匹)
  2. 水槽
  3. エアポンプ
  4. 底砂
  5. グッピーの餌
  6. ヒーター
  7. 水温計
  8. 水質管理
  9. バクテリア液
  10. カルキぬき
  11. ネット
  12. クリーナーポンプ
  13. バケツ5L
  14. 隠れ家1(藻)
  15. 隠れ家2(流木)
  16. LEDライト
  17. プログラムタイマー
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飼育開始までにかかった総額は?

メダカ飼育時のアイテムを再利用していますので、追加で購入した飼育用品の総額5000円ぐらい。

もし、すべて新規で購入したと仮定すると、総額13000~14000円になります。

犬やネコを飼うと考えれば安上がりですが、やはり生き物を飼うにはそれなりの出費が必要ですね。

実際に購入したグッピー飼育グッズ

参考までに、実際に購入したグッピーの飼育用品になります。

もし面倒な場合は、同じ飼育用品をそろえてもらえれば、簡単にグッピーを飼い始められますよ。

1.グッピー

1.グッピー

近くのペットショップで購入。

グッピーはカラーやヒレの種類など豊富なので、気に入った生体を選びましょう。

購入時の見た目を選ぶのはもちろん、繁殖後の掛け合わせを考えてみるのも楽しいですね。

2.水槽

ペットショップの店員さんに水槽のサイズを伝えたところ、水槽立ち上げ時は4匹までとのこと。

ということで、オス・メス2匹ずつでスタートしました。

繁殖で飼育数が増えた場合、設置スペースと相談しながら、大きい水槽に変更することを検討しています。

60cm水槽ぐらいの方が水質も安定しやすいため、置ける人は最初から60cm水槽がおすすめです。

3.エアポンプ

フィルターとチューブがボロボロで廃棄してしまったため、エアポンプセットは再度購入しました。

4.底砂

同じく、メダカのときと同じ底砂を買い直しました。

バクテリアがフンや食べ残しを分解してくれるとのこと。

黒くて見た目はイマイチなので、違う種類を探してもいいかもしれません。

5.グッピーの餌

グッピー用ということで購入。

店員さんに教えてもらった売れ筋商品の中から、メディグッピーを選びました。

いまのところ、グッピーたちの食いつきは抜群です。

6.ヒーター

水槽のサイズによってヒーターを選ぶ必要があります。

36W(12L以下)と55W(18L以下)で価格がほとんど変わらないため、18L水槽までいける55Wヒーターにしておきました。

細かい設定は不要で、入れておくだけで水温を26度に保ってくれるので楽ちんです。

7.水温計

これまた、店員さんに説明されるままに購入。

水温が異様に下がっていないか、餌をあげるときにチェックしています。

ゾーンが色分けされているニッソーの水温計の方が、ひと目で適温か判断できて便利そうですね。

ちょっと高くなりますが、もし買い直す機会があれば、ニッソーにするかなと思います。

8.水質管理

水槽立ち上げをスムーズにするとの店員さんの推薦で、マイクロエックスミニを水槽内にいれました。

エアポンプ(ブクブク)を使っている場合は、その下に敷いて使うのが一番効果的。

タイガ
タイガ
水は確かに臭くなりにくいです
  • 水換え回数を軽減
  • イヤな臭いを除去
  • アンモニア吸着除去
  • コケの発生を抑制
  • 病気を予防
  • 水の酸化を抑制

9.バクテリア液

グッピーの飼育にも水槽内のバクテリアが大切です。

水換えで減ったバクテリアを補充するために、忘れずに入れるようにしています。

カルキ抜きをいれて1-2分たってから、バクテリア液をいれて混ぜるだけでOK。

上のマイクロエックスのシリーズでもいいかなと思っています。

10.カルキぬき

カルキ抜きは、メダカ飼育時から残っていたものをそのまま利用中。

わざわざ水を置いて半日まったりする必要がなくなるので、スピーディに水換えができて便利ですよ。

11.ネット

メダカ用ですが、グッピーでも問題なく使えます。

12.クリーナーポンプ

週一回の水換えに使用。

底砂にたまった汚れもある程度は吸い取ってくれますし、1分もかからずに水槽の水が半分ぐらい抜けてるので超楽ちん。

普通に水換えすると30分以上かかるので、絶対に持っておきたい飼育用品となっています。

13.バケツ5L

グッピーの水換え専用として使用。

ジェックスのSサイズ水槽であれば、5Lがちょうどいいサイズです。

普段は飼育用品の保管用、元気のないグッピーの一時避難場所にも利用できます。

タイガ
タイガ
掃除などで兼用しないよう注意!

隠れ家1

最初、ペットショップで1000円以上する水草を購入したのですが、上手く定着せずにポロポロと抜け落ちました(汗)。

玄関で飼育していて水槽に日光があたらないため、LEDライトだけでは上手く育たないようです。

天然おつまみ草は金魚用とあるものの、LEDライトだけでも枯れたりしないのが○

稚魚たちのちょうどいい隠れ家となっているようです。

隠れ家2

グッピーのオスは餌を探すか、メスを追いかけまわしているので、メスの逃げ場所として購入しました。

稚魚たちの隠れ家にもなるかなと思いましたが、見ている限りでは水草の方が隠れやすいようですね。

メダカの時もそうだったのですが、中に入っているところをあまりみたことがないので、水草を増やした方が魚的には嬉しいかもしれません。

タイガ
タイガ
見た目はオシャレなんですけどね

15.LEDライト

グッピーにも生活リズムがあります。

玄関で飼っていて日光が当たらないため、LEDライトで朝・夜を区別させています

電気が消えてしばらくするとグッピーたちも動きを止めるため、きちんと生活リズムを作るのに役立っている様子。

太陽光の当たる場所で飼育する場合は不要です。

16.プログラムタイマー

LEDライトの自動オンオフに利用しています。

手動で明かりをつけたり消したりはかなり面倒ですので、24時間プログラムタイマーを使ってLEDライトのオン・オフを自動化が○

若干の誤差はでますが、朝6時-夜6時ぐらいまで明かりがつくように設定しています。

タイガ
タイガ
LEDライトをいれるなら必須

グッピー水槽の立ち上げ・飼い方

グッピー水槽の立ち上げ方

グッピー水槽の立ち上げ方

立ち上げ時は水槽内のバクテリアが安定していないため、最初の1ヶ月はグッピーが★になりやすい期間です。

メダカのときもそうだったのですが、最初の一ヶ月の間に1匹が★になってしまいました。

1ヶ月を乗り切れれば水槽内の水質が安定してきますので、可能な限りの準備をした上で、後はグッピーたちががんばってくれることを祈りましょう。

グッピー水槽を立ち上げる手順
  1. 水槽の設置場所を決定。
  2. グッピーの飼育用品を購入。
  3. 水槽内に入れる物を水道水で洗浄。
  4. 日陰で乾燥させる。
  5. 乾燥したら、水槽を設置。
  6. まずは底砂を敷く。
  7. エアポンプ・ヒーターなど設置。
  8. 水道水を水槽の上部3cmまで注入。
  9. カルキ抜きをいれて1-2分待つ。
  10. バクテリア液を入れる。
  11. エアポンプを稼働し、1週間放置。
  12. グッピー購入前日にヒーターの電源ON。
  13. ペットショップなどでグッピーを購入。
  14. グッピーを袋にいれたまま水槽に浮かべる。
  15. 30分経過したら、袋の水ごとグッピーを水槽へ。

グッピーのお世話は具体的に何?

水槽の立ち上げさえ終われば、後は大した手間はかかりません。

1日ぐらい餌をやり忘れたり、水換えペースがちょっと遅れても大丈夫です。

メダカと比べてグッピーは食欲旺盛なので、餌は一日2回(朝・夜)あげるようにしています。

メダカ飼育のお世話
  • 【毎日/餌やり】
    朝・夜2回エサをあげる
  • 【毎週/水換え】
    水槽内の水を半分入れ替える

餌の目安量はどれぐらい?

餌の目安量はどれぐらい?

エサが残ると水が汚れるやすくなるので、あげすぎないようにしてください。

特に水槽立ち上げ時は1分以内になくなるぐらいの量にしておく必要があります。

最初は耳かき一杯分ぐらいをあげ、5分以内になくなるかチェック。

すごい勢いで食べきってしまうようであれば、少しずつエサの量を増やす。逆に残ってしまうなら翌日は餌の量を減らして調整します。

タイガ
タイガ
餌やりを数日間続ければ、大体の餌の量がつかめてきますよ
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グッピー水槽の水換え手順は?

週に1回、少なくても2週間に1回は水を替えてあげます。

水槽内のバクテリアを残す必要があるので、交換する水は多くても半分までにします。

クリーナーポンプを使えば、作業時間は5分-10分程度で済みます。

水替えしている時もグッピーは避難させなくて大丈夫なのですが、稚魚がいる場合は吸い込まないように注意する必要があります。

グッピーの成長は意外と早いので、産まれたばかりの稚魚がいる場合は、

タイガ
タイガ
水換えを見送るのが正解

かなと思います。

グッピー水槽の水の替え方
  1. クリーナーポンプを水槽に入れて数回プッシュして水を吸い出す。
  2. 吸い出しがはじまったら、底砂の汚れを全体的に取りつつ、水槽の水をバケツに移す。
  3. 1/3-1/2を移したら、バケツの水をトイレに廃棄。
  4. 水槽にカビやコケがあればブラシなどで清掃。
  5. 捨てた水と同じぐらいの水道水(ぬるま湯)をバケツに入れる。
  6. カルキ抜きをバケツに入れて混ぜ、1-2分置く。
  7. バクテリア液をバケツに入れて混ぜ、1-2分置く。
  8. 水温をチェック(指で大体の温度を確認)
  9. バケツの水をグッピーの水槽にいれて終了。

グッピーの稚魚の育て方

ミリオンフィッシュと呼ばれるように、グッピーは繁殖力旺盛です。

オスとメスをペアでいれていれば、2-3か月程度で自然と赤ちゃんが生まれます。

2019年8月中旬からグッピーを飼い始めたのですが、

タイガ
タイガ
すでに6匹の稚魚が元気に成長中!

グッピーは親がエサと間違えて稚魚を食べてしまうことがあるため、生存率をあげるためにはわけるのが一番と言われています。

しかし、すべての稚魚が育つと、小さい水槽では過密飼育になるのが目に見えています。

そこで、流木や藻など隠れ家を用意し、自然な成長に任せることにしました。

グッピーが動かない!?

水槽に入れた直後のグッピーが、ほとんど動かずジッとしていることがありました。

水質が悪いのかと心配していたのですが、2-3日したら元気いっぱい泳ぐようになりましたので、様子見でいいでしょう。

購入した直後は気になってちょくちょく見にいってしまいがちですが、

タイガ
タイガ
最初はできるだけソッとしておくのが○

やりがちなグッピー飼育のNG例

どれもついついやってしまいがちなNG例ですので注意が必要ですね。

水温管理以外は、基本的にはメダカと同じと考えてOKです。

グッピー飼育のNG例
  • 【水温が低すぎる】
    →夏以外はヒーター必須。
  • 【餌の量が多すぎる】
    →食べ残したで水質悪化。
  • 【水道水をそのまま注入】
    →カルキがグッピーに悪影響。
  • 【水槽の水を全部交換】
    →バクテリアが全滅→水質悪化。
  • 【相性の悪い魚と混泳】
    →エンゼルフィッシュなど。

グッピー飼育は初心者でも簡単!水槽の立ち上げ&稚魚の繁殖・育て方は?│まとめ

グッピー飼育は初心者でも簡単!水槽の立ち上げ&稚魚の繁殖・育て方は?│まとめ

この記事では、熱帯魚初心者にとって飼育が簡単なグッピーの水槽の立ち上げ&稚魚の繁殖・育て方を解説しました。

はじめて熱帯魚を飼うなら、ヒラヒラと泳ぐ姿がかわいいグッピーはおすすめです。

大人が見ていてほんとに飽きないですし、稚魚が生まれる感動を子供に味あわせてあげられますよ。